ドラマ「ひとりでしにたい」に共感した独身女性へ。不安な未来に備えるおひとりさまの終活入門

雑記ブログ
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ドラマ「ひとりでしにたい」を見て孤独しが不安になった…
終活って何?
どんなことをすればいいの?

わたしも不安になり、色々調べてみました。
知ることで不安から安心に変わった部分も大きかったので、ぜひ一緒に勉強しましょう。

この記事では、独身でおひとりさまの女性が、これからの人生を安心して、自分らしく生き抜くためにできる「終活」の第一歩をご紹介します。誰にも気づかれずに孤独しなんて嫌、でもどうしたらいいのかわからない、そんな方へ向けて、将来の不安が少しでもなくなるお手伝いができれば幸いです。

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ドラマ「ひとりでしにたい」に共感した独身女性へ。不安な未来に備えるおひとりさまの終活入門

Image by congerdesign from Pixabay

終活漫画『ひとりでしにたい』(原作:カレー沢薫さん)を、大森美香さん脚本・綾瀬はるかさん主演でドラマ化したのがドラマ「ひとりでしにたい」。未婚・子なしで一人暮らしを楽しんでいた主人公・山口鳴海(綾瀬はるかさん)は、尊敬していた叔母の孤独しをきっかけに「終活」を意識し始める。よりよく生き、よりよくしぬとは何かを問いながら、笑いも交えて描かれる異色の社会派終活コメディーとなっております(NHKドラマ「ひとりでしにたい」)。

このドラマを観て、わたしは胸の奥がヒリヒリするような不安に包まれました。
ストーリーの最初に描かれるのは、家族もパートナーもいないまま、誰にも看取られず、誰にも知られず、静かに人生を終えた(溶けた)“おひとりさま”の叔母の姿。

独身だと誰にも気づかれずに、ひとりで◯ぬんだ。
終活って、60代とか70代がすることだと思ってた。

ドラマのリアルな描写に触れ、年齢に関係なく「今のうちから調べて準備できることは、案外たくさんあるのかもしれない」と思い、自分なりに色々と調べてみました。

ひとり老後のリアル データで見る、独身女性の現実と孤独しのリスク

実は、日本では“おひとりさま”がどんどん増えています。厚生労働省の調査によると、生涯未婚率は2020年時点で、男性で26.6%、女性で17.8%。男性の4人に1人、女性の6人に1人が結婚しない時代です。

さらに、2020~50 年の間に65 歳以上男性の独居率は16.4%→26.1%、女性は23.6%→29.3%となり、単独世帯化が大きく進むと予想されています。その期間で、高齢単独世帯に占める未婚者の割合は、男性 33.7%→59.7%、女性は 11.9%→30.2%となり、近親者のいない高齢単独世帯が急増すると言われているそうです(参考URL:https://wm-research.jp/blog/4775/?utm_source=chatgpt.com)。

そして見逃せないのが「孤独し」の現実です。
2024年の1年間で、誰にも看取られることなくなくなった方が、2万1000人余りいたことがわかりました。男女別では男性が1万7000人余り、女性が4000人余りとなっています(参考URL:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250411/k10014776251000.html)。発見が遅れ、死後1ヶ月以上経過していたケースも多数報告されています。

こうした数字を見ると、決して「他人事」ではないと感じますよね。でも、必要以上に怖がる必要はありません。
“怖さ”を“安心”に変えるのが、終活なのです。

今からできる前向きな終活5選

わたしは終活と聞いて、「お墓を買う」とか「遺産を整理する」などをイメージしていました。70歳くらいから考えておけばいいかな、自分にはまだ遺産もないし、お墓なんて大きな買い物はまだまだ先。と大がかりな準備を想像して先延ばしにしてしまっていましたが、調べてみると、もっと身近で、もっと気軽に始められるものがありました。

ここでは、おひとりさまのわたしでも「これならできそう!」と思えた5つの終活をご紹介します。

1.エンディングノートを書く

Image by Karolina Grabowska from Pixabay

エンディングノートとは、自分のこれまでの歩みや、これからの希望、万が一のときに伝えたいことなどを自由に書き残すノートです。法的な効力はありませんが、自分の気持ちを整理するため、あるいは家族や周囲の人の負担を減らすために、とても役立ちます。

書く内容はさまざまですが、たとえば、延命治療の希望、介護や葬儀のスタイル、財産や銀行口座の情報、スマホのロック解除方法、SNSのアカウント、家族へのメッセージなど。
お金の話やプライベートなことだからこそ、自分の言葉で記しておくことに意味があります。

「わたしがいなくなったあと、誰が何に困るかな?」そんなふうに想像しながら書いてみると、自然と“今の自分”を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。ノートは市販でも手に入りますし、無料のテンプレートをダウンロードできる市区町村もあります。

終活と言っても、何からはじめたらいいかわからない。何を調べて、誰に相談すればよいかもわからない。そんな終活初心者の第一歩として、ごちゃごちゃな頭の中を整理するのに最適な方法だと感じました。

費用   :無料〜2,000円
メリット :自分の希望が整理できる/家族や友人が困らない
デメリット:法的効力はない(遺言書ではない)

参考   :Amazon「一番わかりやすい エンディングノート」、八潮市「私と家族の安心ノート」

2.生前整理・遺品整理サービスを活用する

「モノを減らす」という行動も立派な終活です。
生前整理とは、自分が元気なうちに持ち物や財産、思い出の品を整理しておくこと。一人暮らしのおひとりさまにとっては「誰かに迷惑をかけない準備」としても、とても大切な終活のひとつです。

とはいえ、家具や大量のモノを一人で片づけるのは大変。そんなときは、生前整理・遺品整理の専門業者に頼るのもひとつの方法です。不要品の分別や回収、簡単な清掃までまとめてお願いでき、1Kなら4万円〜、2LDKなら15万円前後が相場のようです(内容や地域により異なります)。

最近は、価値のあるものをその場で買い取ってくれるサービスも増えており、結果的に費用が抑えられたという声も。また「丁寧で寄り添ってくれた」「一人ではできなかったことが片付いて、心が軽くなった」といった、精神的なサポートに感謝する人も多いんだとか。

生前整理をし、自分が生涯を共に過ごしてきた“モノ”たちを取捨選択することで、自分が大事にしていたこと、本当にやりたかったことなど、自分の本心に改めて気付けるのかもしれない、と思いました。プロの力を借りることで部屋も心もすっきり。次の人生を気持ちよく迎える準備として、ぜひ検討してみてください。

費用   :3万〜10万円
メリット :自分の死後、誰かに迷惑をかけない/気持ちもスッキリ
デメリット:費用が数万円かかることも
参考   :
くらしのマーケットみんなの遺品整理

3.オンラインで作れる遺言書サービス

エンディングノートには法的効力がないため、財産の分け方や相続に関する希望は、遺言書として正式に残しておくのがおすすめです。特に、おひとりさまで「特定の人に財産を渡したい」「家族間のトラブルを避けたい」と考えている場合は、法的に有効な形にしておくことが大切です。

最近は、パソコンやスマホで遺言書のテンプレートを作成できるオンラインサービスも増えてきました。弁護士が内容をチェックしてくれるものもあり、費用は1万〜3万円程度。より確実な方法として、公正証書遺言の作成サポート(5万〜10万円程度)を受けられるサービスもあります。

感謝の気持ちや暮らしの希望はエンディングノートに、財産のことは遺言書に。そうやってうまく使い分けることで、わたしたちの「こうしておきたい」をしっかり形に残せる終活ができます。

費用   :1万〜10万円
メリット :財産のトラブル予防/安心を得られる
デメリット:公正証書にする場合は数万円の費用が必要
参考   :
マネーフォワード 遺言書サービス三菱UFJ信託銀行 ネットではじめるわたしの遺言

4.保険・共済でお金の不安をカバー

Image by Jan Bergman from Pixabay

終身保険や医療保険は、自分が亡くなったあとの費用や病気・入院に備えるためにとても大切な準備です。おひとりさまの場合、死亡保険金の受取人は「親族」が一般的ですが、近年では条件を満たせばそれ以外の第三者に設定できることも増えており、家族がいなくても安心して加入できる体制ができ始めています。

保険の月額は、終身保険で500万円程度の死亡保障がある場合、3,000〜8,000円前後。医療保険は2,000〜4,000円程度、共済はさらに安く1,000〜2,000円程度のものもあります。

自分の人生の終わりや病気のリスクに備えることで、「もしも」のときに周りに迷惑をかけず、安心して暮らせる土台ができます。若くて健康な状態の方が、安く、保険の選択肢も多いです。終活に興味を持った“今”が人生で一番若いですから、この機会に保険関係の加入や見直しを検討しても良いかもしれません。

費用   :月数千円〜
メリット :入院費用や葬儀費用などが残せる/自分の最期に備えられる
デメリット:毎月の保険料が必要/健康状態によっては加入制限あり
参考   :
ライフネット生命オリックス生命

5.見守りサービスや家電を導入する

「もし自分が倒れたら、誰が気づいてくれるの?」そんなおひとりさま特有の不安に応えてくれるのが、見守り家電やIoTサービスです。たとえば、SwitchBotの見守りカメラやTP-Linkのモーションセンサーは、人の動きを検知してスマホに通知。ネコリコの「まもりこ」は冷蔵庫の開閉を記録し、日常の様子を遠くの家族にも伝えてくれます。電球やポットに見守り機能がついた製品もあり、さりげなく暮らしを見守ってくれるのも魅力です。ただし、おひとりさまの場合はこれらを共有する友人や親族が必要になりますね。

そんなふうに頼れる人がいない場合は、ALSOKやセコムの「みまもりサポート」があります。ドアやトイレの動きが一定時間ないと自動通報され、必要に応じて駆けつけ対応も受けられます。

こうしたサービスは、ひとり暮らしでも「誰かが気にかけてくれる」安心を得られる大切な選択肢。費用も数千円〜月額500円程度からと導入しやすく、自分に合った形での備えが可能です。これを知って、何よりも先に、実家の両親にプレゼントしたいと思いました。定期的に連絡は取っているけれど、何かあったときすぐに気付ける体制を整えておきたい。そんな悩みにぴったりだと思いました。

費用   :月額数百円〜
メリット :一人暮らしでも誰かとつながっていられる安心感
デメリット:初期費用1〜3万円、月額500〜3000円程度
参考   :
SwitchBot見守りカメラ、ネコリコ「まもりこ」セコム「みまもりサポート」

まとめ:気になったことから、ひとつだけでも始めてみよう

「結婚していないから不安」「家族がいないから将来が怖い」そんな声をよく耳にします。でも、実は独身でおひとりさまだからこそ、自分の人生を自分でデザインできる自由があると思います。

終活とは、何も“死の準備”だけではありません。むしろ、「どう生ききるか」の準備です。今のうちから、少しずつでも自分のことを整えておけば、これから先、どんな未来が来ても、自信を持って「わたしはわたしのままでいい」と思える気がします。

終活に“早すぎる”なんてことはありません。無料で始められることもたくさんあります。

まずは、エンディングノートを書いてみる。
資料請求をしてみる。
気になったサービスのページを見てみる。
どれかひとつでいいんです。「自分の未来に向き合う」その一歩が、あなたの安心につながります。

この記事が、あなたの将来の不安を解消する一助になれば幸いです。
それではまた。

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