濃厚クリーミーな「バルカイマク」とは?韓国でも人気急上昇中のおすすめトルコ料理を紹介

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バルカイマク/バルカイマック(Bal Kaymak)って何?
日本でも食べられるの?
韓国で人気って聞いたけど…?

バルカイマクはトルコの朝食として有名な、ミルクから作られる濃厚な乳製品とハチミツを合わせた食べ物です。日本では食べられないので、トルコに行ったら絶対に食べることをおすすめします!

こんにちは。みなさんは「バルカイマク/バルカイマック(Bal Kaymak)」というトルコの朝食メニューをご存じでしょうか?
トルコ料理といえばケバブやピデ、バクラヴァなどが有名ですが、実はその他にも絶品メニューがたくさんあるんです。なかでも、わたしが旅先で出会ってすっかり虜になってしまったのが、今回ご紹介する「バルカイマク」。

この記事では、そんなバルカイマクの魅力や実際に食べてみた感想、そして日本ではまだ手に入りにくい現状や、韓国でじわじわ人気が出ている理由なども含めて、たっぷりご紹介していきます。これからトルコ旅行に行く方の参考になれば幸いです。

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濃厚クリーミーな「バルカイマク」とは?韓国でも人気急上昇中のおすすめトルコ料理を紹介

まず、「バルカイマク」という名前からして、日本ではほとんど馴染みがないですよね。
でも、トルコの朝ごはんではとてもポピュラーな一品で、地元の人たちにとっては「これがないと朝が始まらない」と言われるほどなんだそう。

名前の意味は「はちみつ&カイマク」

「バル(Bal)」はトルコ語で「はちみつ」、「カイマク(Kaymak)」は、水牛や牛のミルクから作られる濃厚な乳製品のこと。つまり「バルカイマク」は、その名の通りカイマクにたっぷりのはちみつをかけたものなんです。

見た目はクリームのように真っ白で、はちみつの黄金色が上にとろ~っとかかっているビジュアルも最高。パンに塗って食べるのが定番で、特にトルコの朝食セットでは定番中の定番メニューです。

カイマクってどんな食べ物?

わたし自身、バルカイマクを初めて食べたとき、「これはいったい何…?」と驚きました。口に入れた瞬間、ふんわりした食感で濃厚なのに後味さっぱり。日本で数十年間生きてきて食べたことのない味に、驚きと感動が隠せませんでした。近いもので例えるなら、“クロテッドクリームのあっさり版”のような感じでしょうか。クロテッドクリームよりふんわり軽く、後味がさっぱりした食べやすいクリームをイメージしていただければ近いと思います。

原料はミルクと時間だけ

カイマクは、生乳を弱火でじっくり加熱しながら、表面にできる脂肪分たっぷりの層をそっとすくって作ります。それを数時間〜数日冷やして固めたら、できあがり。バターのようにしつこくなく、生クリームよりもコクがあり、チーズのようなクセもありません。

塩気や酸味もないので、スイーツのような感覚です。だからこそ、はちみつと合わせると相性抜群で、朝から幸せになれる味でした。

わたしが実際に食べた感動体験

トルコのホテルの朝食で、パンと一緒にバルカイマクが出てきたのが、わたしとこの料理との出会いでした。きゅうりやトマトなどの野菜や、たくさんの種類のチーズに紛れて出てきたのがバルカイマク。カッテージチーズか何かかな?と思い、パンにつけてひと口食べたらもう衝撃。

最初に感じるのは、はちみつの自然な甘み。そのあとに、ふわっと優しいミルクの風味が広がります。しっかりコクがあるのにしつこくない、脂っこくもない。はちみつの甘みとともにスッと消えていく口どけは最高でした。しかもトルコはパンも美味しい。そのへんにむき出しで置かれているのですが、パサツキはなくしっとり。小麦の味がしっかりして美味しい。日本人は好きだと思います。
こんなに食べられないよ…と思うほど、山盛りのパンを持ってきてくれるのですが、バルカイマクが美味しすぎて、気がつくと完食してしまっているのが驚きです。あまりに美味しくて、翌日の朝も、そして次のトルコ旅行時も、わざわざバルカイマクを提供しているお店を探して食べに行くほど、大好物になりました。

お値段はだいたい500〜1,000円位で食べられます。朝食セットの一部として食べるならもう少しかかりますが、お値段以上の満足感を味わえること間違いなしです(写真の左上がバルカイマク)。

日本でよく見るクロテッドクリームに近いけれど、もっと軽くて、クセがない。でもミルク感はしっかりあって、口の中でとろけるような柔らかさ。これが毎日食べられるトルコの人たちが、うらやましい…と心から思いました。

日本で食べることはできるのか…?

Image by Christian Schröder from Pixabay

帰国してから、血眼になってバルカイマクを探してみたのですが…日本では市販されていないようでした。
楽天やAmazonでも「カイマク」や「バルカイマク」と検索してもヒットせず、輸入食材を扱うECサイトも覗いてみたのですが、取り扱いはありませんでした。

新鮮な乳製品を使用する必要があること、製造過程に時間がかかること、消費期限が短いことなどから、なかなか海外へ輸出されないのだと思います。つまり、本場の味を楽しむには、現地で食べるしかないのが現状なんです。

カイマクそのものを手作りしてみようと思い、レシピも見つけましたが、新鮮な牛乳が必要だったり、時間がかかったりと、なかなかハードルが高め。しかも数リットルの牛乳からとれるバルカイマクは少量。これは現地で食べるしかないと諦めました。これからも探し続けますが、日本での発売情報があったらぜひ教えてほしいです!

韓国ではすでに人気上昇中!

そんな中、注目したいのが韓国でのバルカイマク人気です。
数年前から韓国のSNSやグルメ系YouTubeで「バルカイマク」が紹介され始めていて、トルコカフェやベーカリーでも提供しているお店が登場しているんです。韓国で有名な料理研究家のペク・ジョンウォン先生が紹介したことで、一気に世間に広まったとのことです。

韓国経由で日本にもこの美味しさが広まる日が近いかもしれませんね。

トルコ旅行に行くなら、バルカイマクはマスト体験!

もしこれからトルコへ旅行を予定している方がいたら、ぜひ朝食で「バルカイマク」を注文してみてください。単品で提供しているお店もあれば、朝食セットの中に含まれている場合も多いです。ホテルの朝食や、カフェだけでなく、地元の食堂やバザール近くのローカルなお店でも出しているところが多いです。

おすすめは、チャイ(トルコ式紅茶)と一緒に食べること。トルコのチャイは無糖が基本なので、はちみつの甘さとカイマクのまろやかさが相性抜群です。

パンにたっぷり塗って、一緒にひとくち。バルカイマクの優しい味わいが、朝の静かな時間にぴったりで、旅の疲れもふっと消えてしまうような気がしました。

まとめ|日本未上陸の絶品トルコ料理、バルカイマクに注目!

バルカイマクは、トルコの伝統的な朝ごはんです。日本ではまだあまり知られていませんが、だからこそ「知る人ぞ知るトルコ料理」として紹介する価値があると思います。濃厚でクリーミーなのに後味は軽やか。バターとも生クリームとも違う不思議な魅力で、一度食べたら忘れられない味。わたしにとっては、まさにそんな存在でした。

もしトルコや韓国に旅行する機会があれば、ぜひ「バルカイマク」を朝ごはんに試してみてください。きっと、旅の思い出がもうひとつ増えるはずですよ。

この記事を読んで、バルカイマクに興味を持ってくれたら嬉しいです。
それではまた。

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