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イスタンブール地下宮殿の所要時間を知りたい。
チケットはどこで買うの?
混雑状況は?

わたしが実際に訪問したときは、所要時間は約1時間でした。チケットは当日窓口で購入できて、列に30分ほど並んで入場できました。
こんにちは。今回は、トルコ旅行でぜひ訪れてほしいスポット「イスタンブール地下宮殿(バシリカ・シスタン)」について、実際に行ってきた体験をもとに詳しくご紹介します。
「どれくらい時間がかかるの?」「チケットはどこで買うの?」「混雑状況は?」そんな疑問をまるっと解決できるようにまとめました。映画『007』や『インフェルノ』のロケ地として登場するなど、神秘的な魅力たっぷりの地下宮殿。見どころもたっぷりお伝えします!
【完全ガイド】イスタンブール地下宮殿の所要時間・チケット買い方・映画ロケ地としての魅力とは

イスタンブール地下宮殿(Basilica Cistern)は、ビザンツ帝国皇帝のユスティニアヌス1世の命で建設された巨大な地下貯水池です。バシリカ・シスタンという名前は、もともとこの場所にバシリカ(大聖堂)があったことに由来しています(参考:ターキッシュエア&トラベル)。
この施設は、当時のコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)で深刻だった水不足を解消するために建設されました。約19km離れたベルグラードの森から水を引き、市内に供給されていたとのことです。
内部には336本もの大理石の柱が立ち並び、全体の広さは約9,800平方メートル(東京ドームより少し小さいくらいです)、貯水量はおよそ10万トンにも及ぶのだとか。これほど大規模な地下貯水施設が、1,500年近く前に建てられたという事実には、ただただ驚かされます。
場所はイスタンブール旧市街、アヤソフィアやブルーモスクのすぐ近くにあります。観光の中心エリアにあるのでアクセスもしやすく、初めてのイスタンブールでも訪れやすいスポットです。
名前に「宮殿」とありますが、実際には地下の貯水施設。ただし内部の造りがあまりに美しく、「まるで宮殿みたい」と言われたことからこの名前がついたそうです。

地下宮殿の見どころ
1.幻想的なライトアップが神秘的

地下に足を踏み入れた瞬間、ひんやりとした空気とともに目に飛び込んでくるのが、オレンジや青、赤などの幻想的なライトアップ。水面にライトの光が反射して、まるで異世界に来たかのような感覚になります。
柱の間を歩くたびに景色が変わっていくので、何枚写真を撮っても飽きません。天井から水がポタポタと垂れる音も神秘的な雰囲気を醸し出しています。地面には水が張られていて、その上に設置された歩道を歩いて観光します。あまりに見とれて水中に落ちないよう、気をつけてくださいね。
2.圧巻のメデューサの石像

地下宮殿の奥には、2体のメデューサの頭の石像があります。ギリシャ神話に登場するあのメデューサが、柱の台座として使われているのですが、ひとつは上下逆さま、もうひとつは横向きという不思議な配置になっています。当時の人々はメデューサの見るものを石にする力を信じて、この地下宮殿を守るために石像を設置していたとのことです。たしかに、このメデューサ像を前にして悪いことはできないな…と感じるほど威圧感がありました。
この石像の存在感がものすごくて、思わず立ち止まって見入ってしまいました。写真で見るより実物のほうがずっと迫力がありました。
3.映画のロケ地としても有名
この幻想的な空間は、映画『007 ロシアより愛をこめて』や、トム・ハンクス主演の『インフェルノ
』などでも舞台として使われています。
特に『インフェルノ』では、クライマックスのシーンにこの地下宮殿ががっつり登場します。わたしは観光後に映画を鑑賞しましたが、「まさにこの場所だ!」「あんなところに〇〇が仕掛けられていたのか…!」とテンションが上がってしまいました。
チケットの買い方と混雑状況
イスタンブール地下宮殿のチケットは、入り口の窓口で当日購入することができます。9時オープンなので10分前に向かうと、すでに結構な行列ができていました(土曜日の朝)。
30分ほど並び、窓口でチケットを購入することができました。チケット料金は2024年時点でおよそ3,000円、現金またはクレジットカードが使えます。
早朝に行けば比較的スムーズに入れますが、午後になると観光客でかなり混雑するようです。並ぶのが苦手な方は、事前にオンラインで買えるチケットや、Klookで購入できる、優先入場がついた現地ツアーの利用もおすすめです。
所要時間はどれくらい?

実際にわたしが見学したときは、写真を撮ったり、展示を見たり、じっくり回ってだいたい1時間ほどかかりました(オーディオガイドなどは不使用)。「地下だけだからすぐ見終わるかな?」と思っていたのですが、意外と見応えがあって時間を忘れてしまうほど。
人も多かったですが、館内は比較的広く、ストレスなくゆったり見て回れました。写真も自分のペースで撮れたのが嬉しかったです。
そして何より印象的だったのは、この空間がもつ不思議な「静けさ」です。実際には多くの人がいて、それなりにガヤガヤしていたはずなのに、なぜかうるさく感じませんでした。まるで地下宮殿そのものが、わたしたちの喧騒を包み込み、吸い取ってくれているような感覚。神秘的で、ずっとここにいたくなるような空気でした。
まとめ
歴史を感じるローマ建築、神秘的なライトアップ、映画で見た世界に実際に足を踏み入れる感動…イスタンブール地下宮殿は、どれをとっても忘れられない思い出になりました。
神秘的で人混みの喧騒さえ包みこんでしまう静けさがある、現実から少し離れたような不思議な体験ができる場所。
事前にチケットの買い方や所要時間を把握しておけば、よりスムーズに楽しめますし、写真好きな方にもかなりおすすめです。イスタンブールに行くなら、ぜひ足を運んでみてください!
この記事が今後イスタンブール地下宮殿に訪問する方の参考になれば幸いです。
それではまた。





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